息子がのりもの好きなので、ぜひ世界のことを知ってもらいたいと思い、ミニカーの対人地雷除去機を与えました。
のりもの本でもその車を見せたことがあります。
けれどこの本は、息子の心にもっと響くものがあったようです。
はじめは「地雷って何?」と聞かれました。
それは本を読み進めていくうちに自然にどんなものなのか分かったようです。
誰かが隠すように仕込んだものを探すのは本当に大変。
しかも命がけであるということが、胸にせまります。
地雷探知犬を訓練するのは外国で。
でも使用するのは現地の人達。
自分の国を良くするためですから、当然のことかもしれませんが、犬に命を預けて働かねばならない環境は、本当に信頼関係が出来ていなければ出来ません。
そんな命をかけた仕事をする方達の姿は尊敬に値します。
2000年代に入ってから対人地雷除去機が輸出されるようになっても、活躍を続けている地雷探知犬。
そのことを世界に向けて、もっともっと知って欲しい。
強くそう思う内容でした。