公園のベンチに忘れられてしまったひつじのぬいぐるみは、ミナちゃんのぬいぐるみです。
一人の時彼は色々な経験をするのですが、ミナちゃんが迎えに来ることを信じ続けています。
彼の、
「すてられたら むかえはこないけど わすれものは むかえがくるんだ」
というセリフが印象的です。
ミナちゃんとの信頼関係がそう言わせたのだろうし、心配になったとしても、自分のことではなくミナちゃんのことを想ってのところがけなげでした。
そして、迎えに来ておしまいというのではなくそれからのことも描かれているのが暖かな余韻のように感じられて、ぽかぽかした気持ちになりました。
家に一冊おいておきたいような絵本でした。