グリーンの背景色にドーンと描かれたおじいさんの顔。
表紙からして、長谷川さんらしいダイナミックな雰囲気です。
「何が【いいから】なのだろう?」と興味津々で読み始めました。
何か展開があるのかと、思わず期待するような状況でも
おじいちゃんは「いいから、いいから」と曖昧にしてしまうので
親の私としては、何か腑に落ちないものを抱えながら
子供達に読んでいました。でも、子供達はジッと聴き入っている…。
そして 最後のおとぼけなオチでは大爆笑でした!
「いいから、いいから」という、おじいちゃんの言葉に
お年寄りが言ってくれてこその安心感というか、器の大きさは感じましたが
最後のオチとの接点に欠けるように思えました。
母親である私の評価は☆4つ、子供達は☆5つ。
評価に悩むところですが、長谷川作品にしては…正直…期待はずれに思えたのと
細部にわたる凝った部分が いつもよりも少ない気がしたので、
ちょっと辛口ですが この評価で♪