図書館のヤングアダルトコーナーで見つけました。
作者は村上しい子さんで、低学年向けの笑えるお話ばかり書く方、というイメージでしたが、今作は心にガツンと響く内容でした。
思春期に沢山もがいてきた記憶が、鮮明であろう若いパパママや、
現在中学生を育てている親御さん、そして中学生当人たちにも読んでほしいと思いました。
普段ミステリーばかり読んでいる我が家の小5と中1も、夢中になって一気読みでした。
中三男子なりの葛藤と無遠慮な行動力が、大人には眩しく見えます。
大人の曖昧さ、辻褄の合わせ方、妥協、それらが許せなくて突き詰めたい中学生の心、もう忘れてしまっていました。
ドラマ化や映画化されてほしいくらい、多くの人に知ってほしい作品でした。