ほっきょくぐまの子ども、ミキの目線で描かれているところがよかったです。赤い服を着て赤い手袋をした人間の女の子を、ミキがぽちっとあかいおともだちと表現してるのがすごく純粋で子供らしくてかわいいですよね。真っ白な雪景色の中でその子のところだけぽちっとそこだけ赤く見えてたんだなっていうのがイメージできました。
冒険家の話の中で、ほっきょくぐまにすぐ近くで遭遇して、命の危険を感じたという話を聞いたことがあります。このお話の場合はミキも女の子も子どもで、そういう恐れる気持ちなどなく、お互い純粋に仲良くなりたいという気持ちで近づいて、ほんとに仲良くなってるところが子どもっていいな〜と思いました。
雪が舞う幻想的な風景も美しく、お話もピュアで、読むと心が清々しくなりました。