真っ黒なさんかくとしかくにぎょろりとした大きな目。そして口はありません。
この大きな目、多分、目の形は変えていないはずなのに
なぜかさんかくさんとしかくさんの表情がみえてくるから不思議です。
しかくさんのあの負け惜しみな顏ったら(笑)
さんかくさんのしてやったりの顏などニヤニヤしながら子どもは
読んでいました。
口がないのでまさに「目はくちほどにものをいう」をこの絵本は
表現しています。
嫌いなのか好きなのかどっちやねん!でも、
お互いに相手が気になる存在であることはわかります。
その証拠に相手が嫌がることはちゃんと知ってる!
シュールな関西漫才のようです。
しかも、さんかくさんとしかくさんの家は遠そう、道がだんだん険しくなり、
滝かな?岩だらけの道もなんのその。嫌いだったらいやがらせを
するためにそこまで労力つかいません。
そんなふたりの関係が真っ黒な色とぎょろり目によって
なぜか微笑ましく感じてしまう絵本だと思いました。
子どもはこの怪しいさんかくさんとしかくさんに興味津々でした。
今回のタイトルは「サンカクさん」、次は「シカクさん」だったり!?
シリーズ続編期待します。