ある日、カエルくんは思いました。
カエルはぬるぬるだし、本当はふさふさの奴になりたいんだ!
なんて豊かな発想でしょう。
私たちも、自分がいやになって他のだれかになりたいと思ったことは
一度はあるはず!
子どもたちも、ゆきちゃんみたいに、かわいくなりたいな、けいくんみたい足が速い子になりたいな、はじめちゃんみたいに、絵がうまくかける子だったらよかったのに! そんなふうに思うこときっとありますよね。
かわいいカエルくん、カエルでよかったって思えって本当によかった!
自分が自分のままでいいと思えることは幸せです。子どもたちも安心したはず。
ヘビくんに出会ってたら、どう思ったんだろなんて考えるのは野暮ってもんでしょうね。