幼年童話でかなりのボリュームですが、題名の「へんてこ」てんこ盛り、
間違い探しやクイズもあり、たっぷり楽しめる、オールカラーが嬉しいです。
主人公は小学生の、大谷ときくん。
なるほど、転校が多いのですね。
あだ名がチョキというのが個性的ですが、理由に説得力があります。
さあ、ドキドキの転校先は?
え?べんとう小?おにぎりの先生とクラスメート?
でも、物語はぐんぐん進みます。
おにぎりならではのハプニングも愉快です。
さりげなく、お米やおにぎりなどの知識も得られるすぐれもの。
後半は、運動会ということで、ランチ小との対決。
なるほど、パンとの対比です。
ラストのお別れのシーンは、ホロリと来る素敵なメッセージ。
お腹いっぱいの読後感でした。