身障者であることを乗り越えて図書館司書になった河原さん。
実在の人物がモデルだと思うと、とても心に迫るものがあります。
自分に対する好奇心で図書館を訪れた子どもたちをトリコにした人間性は、いつかその子らをサポーターにしてしまいました。
読み聞かせ、星を見る会、身体ごと子どもたちにぶつかっていく河原さんにとって、理屈抜きの世界なのでしょう。
健常者でもなかなかこれだけの司書はいない。
5年ぶりに手にしたこの本。
私の読み聞かせへのスタートラインに位置する本。
梅田俊作さんのヒューマニズムと直線的な描写に魅せられて、私の読み聞かせは梅田俊作さんの作品群とともに歩き始めました。
私も図書館職員として学ぶところ大です。