どこかで、見たような表紙だと、手にとってみました。
絵は同じです。でも題名は違います。『のらねこの詩』を加筆訂正し、改題と書かれてありました。
時代の流れとともに、その表現も少し変更しないといけないのでしょうか。
とてもかわいがられ、そして大切に、贅沢に育てられた白い猫のシェリー。ひとりきりで名前もない、のら猫を見て、かわいそうにと言うシェリーに対して、のら猫はそんなことはないと言って、外の楽しい世界を教えてあげます。
本当に細かく表現された絵は、まるで写真のようにきれいです。全体的に淡い色遣い。外の世界は大変だろうに、そんなことを感じさせないようなすばらしい絵です。
シェリーの新しい人生を、応援したいと思います。