クッピーというのは、1975年に国連で採択された「障害者権利宣言」の『障害者の日』(12月9日)のマスコットキャラクターで、この絵本を描かれた「はらみちを」さんの絵だそうです。
作者のはらさん自身も、電動車いすに乗られる方で、常日頃障害者を励ます福祉活動をされているそうです。
と、あとがきを読むと、いろいろ分かって、とても意義のある絵本なのだなぁと、思います。
内容はファンタジー系というか、ストーリー性があまりないお話なので、読み聞かせにはあまり向かないかもしれません。また、小さなお子さんにはとらえどころのないお話かもしれません。
というわけで、「絵本」としての評価は少し厳しくしてしまいました。
ただ、たまにはこういう絵本を手に取って、「障害について」とか、「車いすについて」親子で語り合ったりするのもいいかもしれません。