てんぐちゃんが持っているものを、なんでも欲しくなってしまうだるまちゃん。
そうして、それをなんとか用意してあげようとするだるまどん。
器が大きくて頼りになるなあ、こんな親でありたいなあと、読む度に反省させ
られてしまいます(だるまどんほどには全く器が大きくない親なので)。
だるまちゃんが自分の機転によっててんぐちゃんと同じ(ような)持ち物を
手に入れていく様は、まさに子どもの発想だよな、子どもってこんな風に、ご
っこ遊びするものなあと、こちらにも感心するのですが、私の心は断然だるま
どんに奪われています。
だるまどんの家にこんなにたくさんの種類のものがあるのにも、びっくりする
やらおかしいやら、ですが(笑)。
加古さんの絵本はこんな風にたくさんのものが登場するのが魅力だと思うので
すが、この絵本は2歳の娘の琴線にはまだ触れないようです(からすのパンや
さんは好きなんだけどなあ)。
この絵本、友人からいただきました。「昔、これが大好きだったの」と。
だから、読む度に「だるまどんと比べて私は」と、反省もするけれど、「友人
が小さかった頃」まで勝手に想像して、うれしくなったりもします。