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うさぎのみみはなぜながい メキシコ民話」 ホートンさんの声

うさぎのみみはなぜながい メキシコ民話 作・絵:北川民次
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1962年
ISBN:9784834000078
評価スコア 4.65
評価ランキング 3,124
みんなの声 総数 25
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  • なぐりころしちゃっていいの?

    • ホートンさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子5歳

    メキシコの昔話だそうです。ウサギが「大きくなりたい」と神様に頼むと、神様はトラとワニとサルの皮を持って来い、と命じます。うさぎは、策略を使って(とても思いつくのが早いです。頭が鋭いのですね)3匹を殺します。「かちかちやま」でも、古いバージョンはタヌキがおばあさんを殴り殺しますが、この絵本でも、いきなりウサギが棒でトラを殴り殺してしまうので、読むほうはギョッとします。平然とそんなことしていいの!?連続殺人犯じゃない? でも、考えれば、昔は生きるのが厳しい世界だったのでしょうね。死が今より身近にあったのかもしれません。敵を殺して皮をはぐなんてことが本当にあったのかも。私は、この本が教育に悪いとは思いません。テレビ漫画で見る死より、文字数少ない絵本で淡々と語られる死のほうが、胸にずしっときます。子供は何も言いませんが、何か受け止めてくれていると思います。

    投稿日:2006/11/09

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