児童向け(ライトノベル的なつくり)の心霊シリーズです。
小学生くらいの頃はこういうちょっとした怖いはなしが大好き。
このシリーズは新聞のコラム程度、本でいうと1羽が大体10ページ程度、イラストも多く、文字を読むのが苦手なお子さんでも気軽に手に取れます。
(ここが売りかな。ここからどんどん本好きになってくれるといいなぁと、思いますが……)
サブタイトルのローマ字が、A・B・C…と、続いて出ているシリーズではないので、特にどこから読んでもダイジョブです。しいていうならこの本が1巻という感じでしょうか。
この巻には
自分の部屋・ひなびた民宿・自分の家・山の避難小屋・キャンプ場・細い路地・林間学校の食堂・自分の背中・映画館の割とオーソドックスな心霊話が10編が入っています。
「山の避難小屋」では、白いコートを着て黒ネコを従えている“みるくさん”という女の人が現れて、このおはなしの主人公の私たちは助かります。
よく考えてみると、ここに収録されている心霊話のほとんどは、主人公たちがとんでもない目に合って終わるのですが、
この“みるくさん”が登場した時だけは助かるんです。
“みるくさん”何者?って感じです。