字が読めるようになるずっと前から、
家の本棚にひっそりとあった本です。
字が読めるようになってすぐ、読み始めました。
昔は意味が分からない部分も多かったです。
「しじん」ってなんだろうって…
でもなぜかとても好きでした。
レオ・レオニさんの絵の持つ吸引力と、
谷川俊太郎さんの書く、簡単で美しい文章の力だと今は思ってます。
この歳になってこの本の持つ魅力をあらためて感じています。
人は食料だけでは生きられない。
美しい絵や詩や文章や音楽によって人は生きていけるのだと、
知っているのはフレデリックだけだったのです。
そんなフレデリックのおちゃめな魅力は、
きっと子どもたちにも伝わると思います。