くじらのウェンズデーは水槽に住んでおり、水槽の中しか知りません。
水槽は街中にあり、人も車も、ウェンズデーの周りを回っています。
ウェンズデーはそこしか知らないので、水槽の中が自分の居場所だと信じていました。
けれどある日、遠くに青いものを見てから、その青のことが気になってしょうがなくなりました。
そこに女の子がやってきて……。
小さなお子さんにというよりも、大人に向けた絵本のように思います。
お子さんの場合は、小学校高学年くらいでしょうか。
静かな場所で一人で読むと良いような、哲学的な絵本だと思います。