”アナグマのおばあさんは しっています。生きていれば
えらばないといけないことが たくさん あることを・・・・・・・・・・”
本当にそのとおり。「えらぶこと」は人生において、次々に訪れます。そして、枝分かれした道は戻れないことも度々です。
少々優柔不断なムスメ。好きな色の折り紙を選ぶだけでも、悩むことしきり。人の意見を聞いたり、一度、選んだものを変えると言ってみたり。
答えがこの本の中にありました。
”えらぶときは こころの こえを きくだけでいいのです。”
そして、その、「こころ」を育てるために、人に優しくしたり、いろんなことを学んだり、知らない世界を見てみたり。
小さなルルが、自分のこころのこえに従って、アナグマのおばあさんと一緒に山に登って、そして世界を拡げて、こころを拡げていく。
素敵なおはなしでした。