赤ちゃんが生まれて、ザザはお兄ちゃんになります。ママもパパも赤ちゃんのお世話に忙しくて、以前のようにザザと遊んでくれません。親戚の人も、みな赤ちゃんのことばかり話します…。家族が増えて、ちょっぴり寂しい思いを体験するザザの子供心が、色鮮やかなイラストと共に明るく描かれています。
実はこの作品、娘が生まれる前に偶然本屋さんで出会うことができた一冊。(ラッキーでした…)。息子にはこの絵本と子犬を与え、妹が誕生したという嫉妬の嵐を乗り切ってもらいました。
主人公がシマウマ一家というのも楽しい設定です。街中の信号のマークもシマウマ! 生まれたばかりの赤ちゃんがとっても小さくて可愛いです。息子もこの赤ちゃんが大好きで、おむつを変える場面、食べる場面、遊ぶ場面、それぞれのページに登場する小さな赤ちゃんのしぐさに笑いをもらしています。これも実生活で妹の存在があったからこそ、きっとリアルに感じられるのでしょうね。二人の子供の母親になったわたしにとっても、思い出の一冊となっています。
作者はメイシーちゃんシリーズでお馴染みのルーシー・カズンズです。