図書館のクリスマス絵本コーナーに展示されていました。ターシャ・テューダーの絵本です。息子が園に行っている間に一人で読んだのですが、絵に癒されました。
カバーに書いてある説明を読むと、「87歳で描き上げた新作絵本」なのだそうです。
NHKでターシャの生活ドキメントを放送していたことがありましたが、この絵本もその時に紹介されていたと記憶しています。
今でも古き良き時代の生活をそのまま続けているというターシャ。この絵本には、ターシャの記憶の中のクリスマスと現在の暮らしぶりがあますことなく描かれています。
今の私たちの生活では、ケーキを食べることやごちそうを食べることは、特別の日だけのことではなくなっています。昔の生活ではクリスマスは「いちばん楽しい日」だったのでしょうね。そう思うと昔の生活というのが羨ましくさえ感じられます。
コーギービルシリーズを初めて読みました。登場人物は動物たちが擬人化されています。それぞれの家のクリスマスの準備や、町のイベントなどが紹介されています。
絵を見ていると、テレビで見ていた「大草原の小さな家」の世界を思い出しました。どことなく懐かしく郷愁を誘う絵で、見ているだけでも楽しさが伝わってきます。
息子にも読んでみたのですが、反応があまりよくありませんでした。
この絵本、漢字にフリガナがふっていないし、大人向けなのかな?と思ってしまいました。
子ども受けしなかったものの、クリスマス時期に大人が一人で楽しむ絵本でもいいかなとも思います。ターシャ・テューダーの世界がお好きな方におすすめします。