わたるは勇一のお気に入りのピンバッジをだまって自分のポケットに押し込みます。
なんでそんなことしてしまったのか、自分でも理由はわかりません。
ただそれが心にずっと引っかかっています。
謝りたいけど、その勇気が出ない・・・。
そんなとき、勇一自慢のトノサマバッタが死んだことを知り、
わたるは自分だけが知る、トノサマバッタの住む秘密の場所に連れて行きます。
グラグラゆれる男の子の心。
こういう感覚、懐かしいなぁ。
感情を表現した部分が多くて、4歳の娘には少し早かったかな。
小学校中学年くらいで読んでもいいのかも。