オカリナのようなヘンテコな笛から6色の色が出ている。
えらくカッコイイ音らしい。これを吹いてるのはメーソン・ミンツ。農家の男の子。その音を聞いて「らくがきフルート」を欲しがるのがケヴィン・スプーン。お金持ちの子。
「どこで買った?」と聞くと「昔のもんさ。もう売って無い。これはおやじのだった。おやじがおれにくれたのさ。」とメ−ソン。ケヴィンの持っているもの全部と交換してくれと頼まれても「うん」と言わない。それなのに「ただでくれよ」と言われるとあげてしまう。「おれってそういうやつなんさ」う〜ん、かっこいい。もうブルースの世界。対照的な2人の男の子の「らくがきフルート」をめぐるやりとりが、心にぐっとくるお話です。