表紙を見て、『んっ』と不思議に思いました。なんか、とってもマンガちっくな絵だなと思ったので、しかしその表情の豊かさに目を見張りました。買って帰って旦那も、「変わった絵やな」と言っていたのですが、子どもたちばかりか私も大大大好きの絵本です。
お祭で、風船を買ってもらったのに風で手を離してしまい、その風船を、次から次へとつかまえようと奮闘していくお話です。おかあさんやたこ焼きやのおじさん、白バイ隊の警察官、サーカスのライオン、空中ブランコのお姉さん、しかしだれもその風船を捕まえることはできません。そこで、人類の智恵と科学の結晶の宇宙船でつかまえようとするのですが、宇宙船も爆発してしまい、宇宙飛行士の努力もむなしくミッションは失敗に終ります。
しかし、男の子はあきらめていません。大きく息をすって「せーの ジャーンプ」と、高く高く飛んでしっかり風船をキャッチ!!
ここで、たくさんの人が一緒にジャンプする姿も圧巻です。
お話がどんどん進んで、最後までワクワクしながら読めてお約束の「もう1回読んでー」
絵と内容が、面白いほど絶妙にからまりあって大満足の1冊になること、間違いなしです。