小泉八雲の 奇談に引き込まれて 読みました
言葉の美しさ 情景が 見事に見えてきます
伊勢英子さんの絵も 非常に 幻想的で 美しいのです
雪女の怖い〜 透き通るような 美しさに 魅せられます
雪女は 恐ろしい目で巳之助に 冷たい息を吹きかけようとして 思いとどまるのです これは 何を意味するのでしょうか?
そして ある時 美しい娘と 山道で出会い 結婚し 10人の子供が生まれるのです
周りの百姓たちは 不思議に思いました
10人の子供を産んだ お雪が 美しさが 変わらず 他の百姓女とは明らかに 違うのです
しゃべっては いけないという 雪女の約束を 忘れて、巳之助は18歳の時の山小屋での体験を お雪に語ってしまうのです
しかし お雪は 巳之助の命は取らず 10人の子どもをしっかり育ててほしいといって 姿を消すのです
母親になった 雪女の 執念が見事に描かれています
コワ〜イ お話ですが 切ない お話でもあります
小泉八雲の奇談のすごさ 伊勢英子さんの 美しい絵が見事にマッチしている絵本です
大人向きの絵本ですね