いつも 木や鳥を見てわらっている虔十 子供らにも馬鹿にされているのですが
杉の苗を植えたいと言うのです、 お父さんは虔十の言うとおりにさせてやります
この親心は、さすがです。 人は虔十は馬鹿だとわらっていましたが
親は いつまでも子供の味方である
このことに感動しました
虔十は大切に杉して枝払いをしたり育てますが・・・・
チフスになって死んでしまうのです。
思い半ばであったかもしれませんが、お父さんは、この杉の林は誰にも売らず、虔十の形見を守るのです
杉林は子供たちの遊び場になり、学校の公園のようになるのです
これは 虔十の望んでいた事かもしれません。
緑の森は 人の心をいやしてくれます
このことを 虔十は、一番良く知っていて、杉苗を野原に植えたいと思ったのかもしれません
伊藤 亘氏の絵が 「紙彫」で虔十の人の良さを伝えてくれますし
子供たちがなにより 楽しそうに遊んでいるのがいいです
人は、自分のできることを 何か一つでも残せたら幸せですね
虔十がお月様の下で寝そべって眺めている絵が良いですね!