結構読み込む物語なのに、2歳の娘はこの本がお気に入りです。
おかあさんが、昔おじいさんから聞いた話を子どもに語るという設定ではじまります。
おかあさんだぬきが罠にかかって、こだぬきだけを逃がすのですが、こだぬきはかあさんだぬきを取り戻しに猟師のところに頼みに来ます。そのけなげな様子にうたれた猟師は、売り飛ばした商屋さんのところにかあさんだぬきをとりもどしにいきます。
娘は、どうも母子物が好きなようです。
いつも本を読むときは、絵を指差して何かいったり
お決まりの台詞やポーズをしたりと、わりとアクティブなほうなのですが、
この本だけは、じっと聞き入っています。
大人が読んでも切なくなるような内容なので
小さいながらも感じるのでしょうか。