日本の神話をもとに書かれたおはなし。
海で魚を獲って暮らしていた兄のうみひこと、
山で鳥や獣を獲って暮らしていた弟のやまひこ。
ある時、二人は、
釣り道具と弓矢をとりかえっこして、
りょうをしてみますが、
やはり、お互いうまくいかないようです。
そのうち、やまひこが、兄のつりばりをなくしてしまったばかりに、
けんかになります。
ちょっと、弟に対して兄はわがままで、いじわるです。
その反面、弟はなにかと救いの手があって、
窮地を乗り越えていきます。
「主人公は、やまひこだね。」
どんなにいじめられても、
ちゃんと救いの手があって助かる弟。
自分だったら、弟の立場がいいですよね。
うみひこが、やまひこの田んぼつくりに負けてしまって、
以後、やまひこに使われて暮らすようになったんだけど、
やっぱり、いつまでも兄弟仲良く、暮らして欲しいですよね。