保育園にやってきた、ゾウのフンパーディンク。
子どもたちは彼と仲良く遊ぼうと、いろいろと試みます。
でもやっぱりゾウはゾウ…。
大きすぎたり、重すぎたり、なかなか思うように遊べません。
だったら、こうすれば・・・!
思いついたのは、とっても素敵な発想の転換でした。
フンパーディンクと外に出かける子どもたちの足どりの、なんと軽やかで楽しそうなこと!
絵で気持ちが上手に表現されています。
私たちがなにか異質なものにあったとき、それを排除してしまいがちです。しかし、どうすれば受け入れられるか、という発想の転換が、これからの世界を生きていくために必要なのではないかと思います。受け入れた先にあるのは、この子どもたちのように幸せな世界なのではないでしょうか。
子どもたちに伝えたい知恵、大人たちに欠けている優しさを感じた絵本でした。
それにしても可愛らしい絵。子どもたちの満足した表情に、こちらも笑顔になれること請け合いですよ。