お母さんが帰ってくる。そのときをじりじりと待っているデイビッドの1日を描いた絵本です。
最初は、なんでお母さんがいないのか分かりませんでした。
でも、おばあちゃんが部屋の掃除をしたり、お父さんが赤い花束持って出かけたりするのを見て、「あ〜、赤ちゃんと一緒に帰ってくるのね」と合点がいきました。もちろん、うちの夫は花束なんて持ってきてくれなかったけど・・・。
赤ちゃんに会えるのも楽しみだけど、それでもやっぱりデイビッドにとっては、お母さんが帰ってきてくれるのがたまらなく嬉しかったのでしょうね。お母さんに寝かしつけてもらっているデイビッドの様子はとても幸せそう。
うちも二人目出産のときは、上の娘に同じような思いをさせました。
読み終わった後に「あのときは淋しかった?」と聞いたら、「淋しかったけど、赤ちゃんが来るのをすごーく楽しみに待ってたんだよ」だって。
ワッツさんの柔らかな絵で、穏やかな幸せ感のただよっている絵本ですから、これからお姉ちゃん・お兄ちゃんになるお子さんに読んであげると、お母さんのいない間も少しは穏やかな気持ちで過ごせるかもしれません。