フォックスさんは、いつも一緒にいた犬を失います。その後のフォックスさん荒れた心を、再び前に向かせる出来事が起こります。
かけがえのない存在を失う経験は、その人の世界を変えてしまうほど辛いものです。それまで楽しんでいたこと、大切にしていたものさえめちゃくちゃにしてしまいたくなってしまったり、もう二度と楽しいと感じることはできないだろうと思ってしまうこともあります。
それでも、その人の中のわくわくする気もちや、何かを好きになる気もちが消えてなくなるわけではありません。ちょっとしたきっかけで再び希望に出会えることがあるのです。
この絵本を読んで、これから生きていく中で、どんなに辛いことがあっても、きっと立ち直ることができる、大丈夫だと希望を感じることができました。