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ぞうのババール こどものころのおはなし」 あんれいさんの声

ぞうのババール こどものころのおはなし 作・絵:ジャン・ド・ブリュノフ
訳:やがわ すみこ
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1974年10月
ISBN:9784566000001
評価スコア 4.25
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みんなの声 総数 31
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  • 人間社会で成長するババール

    ぞうのババールのお話、これが第1作ですね。
    普通のゾウだったババールがどうやって王様になったか、までがつづられています。

    ババールはまだ小さかったころにお母さんを狩人に撃たれて亡くしてしまい、人間世界へ飛び込んでいったんですね。
    悲劇的なきっかけではあったけれど、悪いことの後にはいいことがある、ということでしょうか。
    運よくババールはお金持ちのおばあさんとめぐり合い、見る見るうちに、身なりが整い、教育まで受けさせてもらいます。
    すっかり人間らしくなっていくババールがすごいです。
    というか、それだけ投資してくれるおばあさんもすごいですね。
    その辺もストーリーではさらっと描かれていて、不自然じゃないんですよね。(よく考えると不自然なんですけど・笑)

    ゾウの世界に戻ったババール、人間世界で身につけた知恵と教養をかわれて、なんと王様に推薦されちゃいます。
    でも、若いけれどすっかり威厳を持っているババール。
    楽しいゾウ王国を築いていくことでしょうね。

    ババールシリーズは何冊もあって、ゾウの国のいろんなお話が展開していきます。
    それぞれ単独で読んでも楽しいですが、まずはこの本を読んでから次を読むと、なるほどなって思うことが多いかも。
    ちょっと長いお話なので、幼稚園年中-年長さんくらいからがお勧めです。

    投稿日:2010/09/14

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