娘の国語の教科書にこの物語が載っていて。
すごくいいなあ、素敵だなあと思ったので、あらためて
図書館から借りてきて読みました。あとがきで森山京さんが
書かれていますけれど、小さい子どもって、大人からみたら
たいしたものでないようなものをほんとに大事にしますよね。
きつねのこにとって、このきいろいばけつがたからもののよう
だったのだなあって思います。誰のものだかわからなかった
ばけつが、最後の最後に、きつねのこのものにならなかったのは、
残念なようにも思うけれど、でもやっぱり、きつねのこと同じよう
に「いいんだよ。もう」って私も思いました。ばけつが自分のもの
になるかな?って思いながら気にして寄り添った一週間はかけがえの
ない時間だっただろうから。