ひよどりのピーヨは編み物屋さん。季節ごとにいろいろな渡り鳥たちが、ピーヨのもとを訪ねてきます。
つばめにはたんぽぽ模様のベスト、あおばずくには若葉模様の腹巻き。ひれんじゃくや、まがもなど、絵本にはあまり登場しないような鳥たちも登場し、みんなピーヨの編んでくれたものに大満足です。そして、雪解けが始まった頃のある夜のこと、ピーヨのもとにあるお客さんが訪ねてくるのですが‥。
お話しの感想としては、白鳥のマフラーを編む毛糸がなくなったことの解決策に、もうひとひねり欲しかったです。そこまで急いで出発しなければならないのかな、という疑問もちょっと残りました。
絵本の題名の「プレゼント」も、ピーヨはお仕事として編み物屋さんをしているのだから、ちょっと違うような気がします。鳥達の姿やピーヨの編み物はとてもかわいく魅力的に描けているので、惜しいなぁ、というのが私の正直な感想です。子供は純粋に絵とお話しを楽しんでいました。