孤独な黒猫が、図書館で魔女の百科事典を見つけます。
そこに、「魔女は黒猫を一番愛する。」と書かれていたので、孤独な黒猫は魔女探しを始めます。
魔女さんですか?と声をかけるのですが、違ってばかり。
確かに、魔女の特徴を少し持つ人に声をかけてはいるのですが、小学校1年の次男でも、違うよって直ぐ分かる誤りばかり。
この誤る部分が、次男にとっては楽しかったようです。
それに、黒猫が勇気を振り絞って声をかけているので、思わず親子ともども応援していました。
そのときの、黒猫に翳りのある表情の描き方は、感情移入してしまうくらい表現豊かな絵だと思います。
最後に魔女学校の生徒に出会えてハッピーエンドになって、ホットさせてくれるのですが、魔法の類の好きな子供には、お勧めの一冊です。
江国 香織さんの翻訳です。