いきなりこびとの王様が現れて、
あることないこと、無茶な要求をしてきます。
トリッポンでなくても、「ぼくが、なにをしたの」と言いたい。
「わたしは王様だ。」と威張っては、やりたい放題。
「八人の騎士はどこにいったの?」って聞くと、「狩りに行った」と言う。
もしや!?と思ったらやっぱり。
トリッポンの家の台所から、バターやらハムやらを盗み出していた。
こんなわがままな王様と、当たり前なことを喋るトリッポンとの会話が、
読んでいて可笑しくなってくる。
途中、おばけとミミィが登場します。
おばけは、たぶん「トリッポンとおばけ」に出てくるのしょう。
読んでないので、よくわかりませんが、
ミミィは、「トリッポンのこねこ」に出てくるこねこのようです。
このおばけ、犬のような熊のような狸のような・・・姿です。
このおばけが、トリッポンを助けてくれます。
さすが、友だちですね。
ラストは意外な展開をむかえますが、トリッポンもおばけも王様も、
みんな仲良く暮らせるといいな〜と思いました。
こみねゆらさんの可愛らしい絵が、
お話にマッチして、素敵な絵本になっています。
娘が、トリッポンのシリーズが気に入ったみたいで、
いつか買ってあげようと思っています。