母と子の愛情をシンプルに描いた絵本です。犬のむくむくは、みなしごのライオンであるぶるぶるを我が子のように育てます。やがてぶるぶるは心優しいライオンに成長しますが、ある日親子ははなればなれに。ぶるぶるは、サーカスの人気者になり、むくむくは年老いていきます。ぶるぶるは、むくむくのことが懐かしくなり檻から逃げるのですが・・・最後には、ほろっとして胸がじーんとしました。最近よく書店に並んでいた、ロバートマンチのラブユーフォーエバーと本質は同じといったところでしょうか。絵の感じもアンパンマンとはまた違って、ほんわかしていて作者のやさしい気持ちが出ています。