みなしごライオンの子供のブルブル、ムクムクというお母さん犬に育てられます。
大きくなったブルブルは都会に連れて行かれ、サーカスの人気者になりますが、ブルブルがいつも思い出すのは、お母さんの子守唄。そんな時、お母さんの子守唄が…。
おりを飛び出してブルブルが見つけたのは、年老いて今にも死にそうになっているムクムク…。ムクムクもまた、ブルブルを忘れられず、死ぬ前に会いたいと思ったのでしょうか?
再会した二人に待っていたものは、あってはならない悲しい出来事。
でも、ラストページでの二人の姿には、一緒にいられる事の喜び、永遠の愛を感じます。
人間のエゴ、親子の愛情など、色々考えさせられる一冊です。