ケロケロあげはさんのレビューに、「わかる人に読んでもらいたい」とありましたが、残念!私は「わからない人」でした。
最近、レイン・スミスに注目しているので、図書館の彼の棚から引っ張り出した本でしたが、とにかくなんとも強烈でした。
イソップを模倣したような、または皮肉ったような現代版説話集で、結構笑える小話がいくつもあります。
けれど、絵が強烈過ぎて、生理的に受け付けないものもいくつかありました。
タイトルにもなっていて、裏表紙にもどどーんとアップで載っているイカが、一番強烈でした。
どうやら娘のイカらしく、頭に花など飾って、おしゃれなのですが、青白い色をしていて、とっても不景気な表情をしているので、読んでいるこっちがどよーんとした気分になってしまうのです。
私の場合は、話の面白さよりも、絵の強烈なうさんくささに負けてしまったというところです。