息子の大好きな、近藤薫美子さんの絵本。
近藤さんの絵本は、昆虫や生き物が主役のものが多いのですが、
この絵本の主役は、たくさんの草花の種。
虫取りに行った時にも全くといっていいほど着目しなかった
草花でしたが、この絵本を読んでから、息子は草花も
よく観察するようになりました。
名前もわからず「草」と呼んでいたものも、本当はしっかりと
名前があって(当然ですが)、気付かないうちに花を咲かせて
実を付けて、種を実らせて・・・
そういう自然のサイクルをおもしろ楽しく教えてくれます。
植物の実は、鳥や虫たちに種ごと食べられて、遠いところで
うんちと一緒に落とされて、芽を出したりするんだよ。
そういう話を息子としながら読みました。
もちろん、おしゃべりな虫たちも脇役ながらいっぱい登場しますよ。
いろんな草花のいろんな形の種が、ページの下部分に草花の名前と
一緒に、図鑑のように紹介されています。
楽しく学べる素敵な一冊だと思います。