サルが拾った柿の種。かにが拾ったおむすび。
サルは、おむすびは食べてしまったらそれでおしまいだけど、柿の種は育てるとたくさんの実を食べることができるから交換しようと言いました。
交換して、柿を育てるかに。
やがてたくさんの実をつけるのですが、かには、柿の実を自分でとることができませんでした。
いやいや、改めて読むと、かなり残酷なお話です。
かにが、柿を育てながらかけた言葉にも、子どもたちは、少し驚いているようでした。
また、かにが死んでしまった場面では、思わずだんまり。そこで産まれたたくさんのかにには、ちょっとしたひき笑い…
場面場面での子どもたちの表情は、赤羽さんのすばらしい絵に、ついつい引き込まれているようでした。
最後の結末、
「さるは、どうなったの?」
色々な意見が飛び交っていました。