初めて読んだときは、あまりにせつなくなり涙がこぼれました。
私も、今までの人生で、いくつもの親しい人とのお別れを経験してきました。
親しい人の「死」を受け入れていく過程が、自分の経験と重なってしまい、読みながら涙が止まりませんでした・・・。
お話は、年を取ったアナグマさんが、静かに死を迎えるところから始まります。
親しい年の若い友人達は、みなそれぞれアナグマさんの思い出をたくさん抱えていて、すごく悲しみます。
でも、、、時が少しずつ悲しみを癒してくれるんですよね。
そして、いつの日か、思い出を「宝物」として楽しく話せる日がくるんですよね。
こうやって、人は、悲しみを受け入れて乗り越えていくんですね。
息子は、まだ親しい人とのお別れを経験したことがありません。
なので、今の段階でどこまでこの本の内容が実感できたかはわかりませんが・・・しんみりしていました。
いつの日か、悲しい思いをしたときに、それを乗り越える力にするためにまた読んでもらいたい本です。