小学校三年生に向けて読んであげる機会がありました。
絵本好きな人なら誰しも知っているような内容ですが、死をテーマになっているため、子ども達に受け入れられるか少し不安でした。
でも、主人公のアナグマの死を、アナグマの周りにいるアナグマが大好きな動物たちと同様、あらがえない物、しかし生前の優しい気持ちや教え、生き様のようなものが遺された者をなぐさめてくれるのだと感じてもらえたようで、静かに優しいまなざしで聞いてくれました。
絵も丁寧で優しく、動物たちのそれぞれの性格や生活を想像させてくれるあたたかで、大人になっても時折読み返す大事な絵本です。