もうすぐ13歳になろうとしていた愛犬が旅立ちを迎える「その日」のために、どうしたら娘の悲しみを少しでも和らげてあげることができるだろうと、ずっとずっと長いこと考えていました。
そして、何冊もの絵本を手元に用意してありました。
1冊ずつ、折を見て読み聞かせ、残りは「その日」が来てから読もうと、箱の中にしまってありました。
この絵本も、その1冊。
このお話を読むと、本当に、我が家の愛犬も、私たちの心の中で生きている・・・、大切な贈り物をたくさんのこしていってくれたんだな、という思いでいっぱいになります。
今、とても穏やかな、希望に満ちた心で、娘といっしょにこの絵本を読めることが、本当にしあわせなことに思えました。