思い出っていうのは、また歩き出せるための神様からのプレゼントかなと思います。同居の祖母が亡くなった時、小学生だった息子たちを含めて私たち家族がしたのは、アナグマを亡くした動物たちとおんなじでした。淋しさは続きますが、悲しみばかりでなく、みんなでありがとうと懐かしむ思い、また一歩歩き始める力をもらった思いでした。
死をあつかっているので、核家族で子どもたちがまだ小さくて死なんて、、、という方には合わないかも知れませんが、ニュースで事故や事件を見るたび、また思いもよらない病気など、どんなに小さな子どもにとっても死は関係ないものとは言えないことを、思わされます。
子どもの前に立つ時、それがわが子の場合でもクラスの子どもたちの場合でも、自分自身が問われるなあといつも思います。