「決まりを守る」ということは大切なこと。やっと最近それはわかってきたけれど、反面そのことで人の告げ口をしたり揚げ足をとったり・・。「
きまり」ってどういうものなのか、しっかり理解せずに守ることだけに執着すると困ってしまいます。
この本はそんな「きまり」の踏み込んだ部分をしっかり理解させてくれて、そのうえ人の温かさを感じることのできるすばらしいお話だと思います。
最後に出てくる「たまには ちゃんとしたわけがあって きまりをまもれないことがあるのです。いくらとしょかんのきまりでもね」
というフレーズは子どもが大好きで何度も読まされました。親である私にも、教えられることが沢山ちりばめられています。
聞分けがよく、優等生なタイプの子にこそ読んでほしい本です。