我が家では当時5歳の長男のために買ったのですが、2歳の次男もとっても気に入っていつも真剣に聞いています。
わたしはこの絵本を読んで、息子たちに「きまりとかルールっていうのは、君たちがやりたいことを邪魔するものじゃないんだよ」と話してみました。2歳の次男にはまだ少し難しかったかなぁ。
5歳の長男は「自由」について色々考えている様子でした。
「きまりがないから」と慌てて追い出そうとするマクビーさんと、「きまりがないから」受け入れようと言うメリウェザーさん。
ライオンが図書館にやってきた当初、二人の反応の違いがとても面白いとわたしは感じました。
世の中、マクビーさんが多すぎると閉塞感を感じます。でもそんなわたし自身、時と場合によってマクビーさんになってしまうことがあります。
「きまりがない」と頭ごなしに否定してしまう前に、一度じっくり検討してみるくらいの余裕がほしいね、と子どもたちと話しました。
マクビーさんが心変わりする、少し絵本的な展開もあってとても心温まるラスト、挿絵も物語の雰囲気によくあっています。
子ども達に向けた教訓もあり、オススメの1冊です。