自分のために読みました。「もし、別の選択をすれば、もっといい自分になれたかもしれない」。強烈にそういう思いを抱きがちなのは、やっぱり思春期なんじゃないかな。大人になっても、そういう後悔をすることは多々あるけれど、正直そればかりに関わっていられない。どんな思いを抱えていようともまずは時間と共に生活を回してかなくはならない。なので、選択肢が無限にあるように感じられる思春期向けの本だと思いました。この本からは「どの選択をしたとしても、どのみち時間は経過するし、何かしら進行していく。その力にあらがうことは不可能」という究極の諦めともとれるメッセージでした。「何もしなくても」というくだりは意味が分からなかったな。どの世界に存在していたとしても、時間の経過とともに何かしら行動してしまうものでしょう。