この絵本で、イスラム教の女性が頭につけている布をヒジャブと呼ぶことを、初めて知りました。
そして、アメリカ人の中にいるイスラム教の女性たちのおかれている境遇について考えました。
初めてヒジャブを着けたとき、アシアは強い決意を持ったに違いありません。
回りの人間の偏見と無理解にも、毅然としている強さが必要だからです。
多くのイスラム教徒が住んでいる場所ならば違和感のない習慣が、アメリカという国ではとても難しいに違いありません。
ヒジャブを着けてオリンピックで入賞まで果たしたアシアは、アメリカに住むイスラム教信者に勇気と力を与えたのだと思います。
異文化理解にとても役立つ絵本です。