作者は、学校卒業後、スコットランドやウェールズの農場で仕事し、自然保護区で自然を描くアーティストとなるとあります。
この「まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけん」シリーズは、作者の文明への警鐘からきかんしゃを主人公にしているのかも知れませんね。
今回の物語は、おまつり行きの急行が故障したので、まっかなちっちゃいきかんしゃが代役を努めるところから始まります。
おまつりに向かう様々な人々を乗せていくのですが、ユニークな乗客ばかりなので楽しめます。
そして、いつもと同じで田園風景の中を通り過ぎていくのですが、細かい動物まできちんと描かれているので、見ていて飽きることはありません。
今回は、ビル群とか工場群とかも描かれているのですが、必ず沢山の緑があるので、作者の思いが伝わってくるようです。
ストーリーとしては単純ですが、何といっても絵が奇麗なのでオススメします。