幼稚園のお遊戯会で、年長さんが劇としてやっていました。
息子が内容をとても気に入っていたので、後で調べて書店で購入しました。
げんき森のおおかみくんは、実はやさしいおおかみです。
でもいつもひとりぼっちでさみしかったので
ある日みんなをよんでみます。
『ひろばであそぶものよっといで』
すると森のみんなが集まってきます。
みんなを怖がらせないように隠れてしまったおおかみくん。
姿を見せずに、うさぎやぶた、きつね、たぬきと会話をしますが
おおかみだということがばれてしまって…
ものがたりに出てくるおおかみはたいてい怖かったり悪い役割。
息子もおおかみはそう言うものだと思っていたようですが
この絵本と出会ってからは
『おおかみはやさしいのとこわいのがいるんだよ』と。
ものがたりのなかで動物達が、おおかみくんのやさしさにふれて
『もしかして、おおかみくんってやさしいのかもしれないね』と言っているのと同じように
読み進むと息子もそう感じていったようです。
おおかみくんがないているところでは、ちょっぴり笑いながら
『大きいのに泣いてるねえ、でも年長さんも泣いたりするから同じだね』と。
最後にみんなで歌うところでは、一緒に
『ヘイ!』と言いながらニコニコしています。
人を見かけで判断したらいけないよ
いやだなあ、って思っても、お話ししたら仲良くなれることってあると思うよ
お友達にやさしくしたら、きっとみんなもやさしいから仲良くしたいって思ってくれるよ
そんな風に話をしたら、理解をしているようでした。
内容が気に入ったのはもちろんですが
息子も私も大好きないもとようこさんの絵だったので
さらにお気に入りの絵本になったようで、今夜もこれを寝る前の読み聞かせに持ってきました。