くるっと丸まったシダの芽ばえ「ぐるりん」が、シダになるまでを追った写真絵本です。
この「ぐるりん」がとてもみずみずしくて、可愛らしく、思わず口元が緩んでしまう本でした。
自然の中に息づくものは、本当に色もきれいで、形も神秘的です。
いろいろな角度から、いろいろな状況の「ぐるりん」の写真が出てきますが、どれもこれも生命力に満ちていて、眺めているだけでこっちまで元気になるような気がします。
それぞれの写真に付いている短い文も、とてもいいですよ。
お話の後には、「ぐるりん」についてのちょっとした解説が載っていたり、「ぐるりんのうた」の楽譜が載っていたりと、おまけまで楽しい本でした。